音楽室設計にあたってのコンセプト
グランドピアノ2台を設置でき、明るく開放的な教室
夜間でも演奏可能な、外部に対する高い遮音性能
合理的で無駄のない工事
グランドピアノ2台を設置でき、明るく開放的な教室
夜間でも演奏可能な、外部に対する高い遮音性能
合理的で無駄のない工事
一階の台所8帖と居室12帖を一つの大空間にして、15帖を確保。柱・壁を撤去する代償として梁の補強のみならず、この機会に築30年の木造住宅全体の耐震構造計算を実施して、耐震補強工事をバランスよく行いました。 今回のリフォームでは、旧室内天井を撤去。通常の天井高(2.4m)より更に高い2.7mの天井高にしました。部屋を横切る(旧壁)大梁の存在を消しながら間接照明として利用。これによって更に天井が高く感じられます。 南面にあった防音性能に不利なサッシュは、防音に有利な縦長のサッシュに全面的に交換。 所帯じみた空間から、明るく開放的でリズム感のある洋風なインテリア空間に変身しました。
周囲は住宅が密集する住宅地。お隣の建物が接近しているため内側には気密インナーサッシュを設けて二重窓にしています。結果、外部に対してD'-50〜55等級という高い遮音性能が得られました。 これは、夜間の練習も十分可能な性能です。南面縦長窓の連窓は、ピアノ室に気持ちのよいリズムを与えていて採光も十分です。
既存の建物はおよそ築30年の建物。 昨今の地震の影響もあり、防音工事と共に耐震補強工事も行うことにしました。 2階のリフォーム工事(ダイニングキッチンを新たに設けるetc..)や、外構工事も同時に行うことで合理的で無駄のない工事となり、トータル・コストを削減しています。