スタジオ設計にあたってのコンセプト
夜間でも大音量で鳴らせる遮音性能
外の眺望を十二分に楽しめる大開口の窓
多目的に活用できるレイアウトと室内音響
アンプ本来の音が出せる電源環境
夜間でも大音量で鳴らせる遮音性能
外の眺望を十二分に楽しめる大開口の窓
多目的に活用できるレイアウトと室内音響
アンプ本来の音が出せる電源環境
外部に対してはD-63〜68という高い遮音性能が得られました。
夜中にマーシャルフルテン!とまでは言いませんが、7帖前後の部屋で十分楽しめる音量90〜95dB位は夜間でも出せます。
西側の眺望のよい壁面には1600×900の大判のFix窓、南側自宅バルコニー側には開きタイプの防音窓を付けましたが外部に対する遮音性能は上記にあるように十分な遮音性能が取れています。
既存の間取りは8帖と正方形であり、室内音響的にはよろしくない形状でした。
ここから部屋の方向性を決定し左右対称になるよう側壁を傾けオーディオリスニング、ホームシアターとしても問題ない形状としました。
吸音材は部屋自体が自然な響きとなるように最低限の面積とし、アンプブースのようなベタベタにデッドな空間でなくビンテージギター、ビンテージアンプの抜けの良い音を十二分に楽しめる室内音響としました。
また正面には90インチのスクリーンとスクリーンBOXを設置、天井吊りのプロジェクターの設置配線を行いました。
ビンテージマーシャル、ビンテージフェンダーアンプに関しては並行輸入品のため、200V→117Vの
ノイズカットステップダウントランスを経由したコンセント回路としました。
これは100Vとは当然パワー感やダイナミックレンジが違い、また単なるステップアップトランスとも電圧の安定性が違います。
業務用レコーディングスタジオのデフォルト的電源仕様と言えるでしょう。