防音スタジオの設計・施工・機材選定・設置に至るまでの最良をご提案致します。

【テナント外部に対する必要遮音性能について】

上下階のテナントの業種、用途、近隣の状況によって変化します。上下階が飲食店のような比較的騒音の多い業種の場合で、D-70〜75以上の性能が必要になります。
また、事務所でも比較的騒音の少ない業種の場合で、D-75〜80以上、学習塾やマンガ喫茶のような極端に静かな業種に対してはD-80〜85以上の性能が必要になります。
最も条件の厳しい住居に対してはD-90以上の性能が必要となりますので、テナントによってはスタジオの建造が難しいケースもあります。

【同一店舖内部屋間の遮音性能】

リハーサルスタジオ同士の部屋間の遮音性能は通常D-70以上必要と考えていますが、簡易レコーディングのサービス等を行うスタジオはさらに高い遮音性能が必要となります。

また、ロビーやラウンジ等のユーティリティスペースに対してもD-65以上の遮音性能が望ましいと思います。同一店舗内の遮音性能はお客様のそのスタジオに対する印象を大きく左右することになるので、非常に重要です。 弊社では上下階、近隣の状況、プランニングに合わせた適切な遮音設計を行い、設定する遮音性能の保証を行っています。遮音工事完成時およびお引き渡し時に遮音測定を実施し性能を確認した上でお引き渡しをしています。

【スタジオの室内音響について】

スタジオが特殊な響きにならない様弊社では室の形状から検討しています。
多くのリハーサルスタジオで低音域での特定の周波数の共鳴がみられますが、そのほとんどの原因が室の形状からきています。こうしたことが起こらない様プランニングの段階から音響設計を進めていきます。
また、スタジオの響きの長さに関しては、ジャンルやお客様の層によっても好みが分かれます。

一般的にはオールラウンドなライブ過ぎずデット過ぎずといった残響設計としますが、こちらもお店のコンセプト、どういったお客様をターゲットとするかによって音響設計を進めていきます。
このようにスタジオの室内音響に関しても顧客の満足度は大きく変化しますので、スタジオ店舗設計においては非常に重要になってきます。

工事金額に関してはスタジオ以外のユーティリティスペース(ロビー、楽屋、WC、ストック、スタッフルームetc)を含め\40万/坪位〜が一般的金額になります。

これはスタジオの部屋数がテナントスペースの坪数を10で割った数になる場合の金額です。
つまり一般的にはスタジオの部屋数はロビーやWCを含めて10坪で1room位の換算になり、50坪のテナントであれば5roomのスタジオ、40坪のテナントであれば4roomのスタジオということになります。
また、工事金額は躯体の構造、上下階、近隣の状況、既存設備によっても大きく変化しますので、現場調査させていただいた上でお見積りさせていただきます。

弊社では新規事業としてスタジオ営業をお考えのお客様に、銀行その他にプレゼンするための事業計画書を作成しております。資金計画や、事業の見通しのお役にも立てればと思います。
また、開業準備、開業後の営業に関するサポートに関しましても、必要に応じてサポートを行いますのでご相談ください。

弊社提携施工会社（株式会社アコースティックエンジニアリング）の多数の事例から一部を紹介致します。