ギター、ベース、その他楽器演奏スタジオ

どのくらいの防音をすればいいですか?

戸建てとマンションで若干異なります。

戸建て住宅ではマイナス60〜70dB、静かな住宅地ではマイナス65〜75dBの性能が必要です。

マンションは、最低マイナス65〜70dBが必要になります。
構造(建設年代に)によっては必要性能が無理な場合もあります。

戸建て住宅における評価尺度(エレキ楽器スタジオ、当社作成基準)

遮音等級 ←遮音性能優先          窓優先→
D'-70 D'-65 D'-60 D'-55
立地音環境
壁から1m地点での
複数ケ所の平均地点
通常では聞こえない 聞き耳をたてなければ
聞こえない
低音のリズムのみが
時々微かに聞こえる
低音のリズムが
少し聞こえる

【隣家に聞こえる】

遮音等級 D'-50 D'-45 D'-40
立地音環境
壁から1m地点での
複数ケ所の平均地点
低音のリズムがはっきり聞こえる 曲が微かにわかるぐらい
小さく聞こえる
曲がはっきりわかるくらい
小さく聞こえる

【近所迷惑な音】

遮音等級 D'-35 D'-30 普通住宅の性能
立地音環境
壁から1m地点での
複数ケ所の平均地点
D'-25
よく聞こえる かなり聞こえる かなり聞こえる

マンションにおける評価尺度(エレキ楽器スタジオ、当社作成基準)

遮音等級 ←遮音性能優先          窓優先→
D'-70 D'-65 D'-60 D'-55
立地音環境
壁から1m地点での
複数ケ所の平均地点
通常では聞こえない 低音のリズムのみが
時々微かに聞こえる
低音のリズムのみが
少し聞こえる
低音のリズムが
はっきり聞こえる

【隣家に聞こえる】

遮音等級 D'-50 D'-45 D'-40
立地音環境
壁から1m地点での
複数ケ所の平均地点
曲が微かにわかるぐらい
小さく聞こえる
曲がはっきりわかるぐらい
小さくはっきり聞こえる
よく聞こえる

【近所迷惑な音】

遮音等級 D'-35 D'-30 普通住宅の性能
立地音環境
壁から1m地点での
複数ケ所の平均地点
D'-25
かなり聞こえる かなり聞こえる かなり聞こえる

マンションにスタジオを造りたいのですが?

可能です。

エレキ楽器の音圧はピアノなどと比べて10倍〜20倍もありますので、 音響設計におけるマンション構造の十分な検討と確実な施工が求められます。また夜間での大音量演奏は、状況判断が必要になります。 音量を抑えるなど、近隣関係との関係を考慮することが必要になる場合もあります。

木造住宅・プレハブ住宅でも可能ですか?

十分可能です。

設計仕様によって65dB ・70dB ・75dBの防音性能が可能です。
防音工事自体の総重量は大幅に増えるので(特に床はコンクリートの浮床にしたい)、2階よりも1階がおすすめです。どうしても2階以上になる場合は総内装重量を抑えますので、性能はマイナス気味になります。

どのくらい狭くなりますか?

壁の厚さは新たに約20cm〜25cm増えます。

高性能にするには壁厚が必要です。
壁の厚さは、新たに20cmから25cm増えます。ちなみに面積は6帖で1.4〜1.7帖減、10帖で1.8〜2.3帖減となります。

もとの部屋の大きさと工事後の部屋の大きさは以下のようになります。

工事費用はどれくらいですか?

通常の内装工事はほとんど含みまして、以下の通りとなります。

戸建リフォーム 6帖 8帖 10帖 12帖 16帖
外壁1m地点
D'-65以上
265〜300万円 300〜340万円 340〜400万円 380〜460万円 480〜540万円

【新築時コラボレーション工事】
同時平行防音工事が可能であれば、下表のように大幅なコストダウンが計れます。
※住宅会社の合意が必要です。

新築同時施工 6帖 8帖 10帖 12帖 16帖
外壁1m地点
D'-65以上
210〜250万円 240〜280万円 285〜330万円 320〜380万円 410〜470万円

新築時は、理想的な設計・無駄のない合理的な施工が可能です。
床・壁・天井の遮音下地工事・消音換気工事を含む。
床・壁・天井の仕上工事、エアコン・換気扇工事は、全体工事会社の工事となります。

【マンションの場合】

マンション施工 6帖 8帖 10帖 12帖 16帖
遮音性能
D'-65以上
230〜250万円 260〜280万円 300〜330万円 330〜360万円 350〜380万円