貸しスタジオ経営支援事業

貸しスタジオ経営とは

一般的に貸しスタジオといっても、多岐にわたります。
撮影スタジオ、音楽スタジオ、ダンススタジオ等があります。その中でも特にその仕様でないとできない、またやりづらいとされるのが音楽スタジオとダンススタジオとなります。

音楽スタジオでは外部に向けた遮音と内部に向けた吸音が必要ですし、ダンスでは音楽程は必要ありませんが、ある程度の遮音と室内の床の構造、各ジャンルに対応した材質があります。詳しくは各項目でご説明しますが、まず貸しスタジオ経営は普通の場所ではできない、これらの条件に対応した場所を提供することで、お客様よりその対価をもらって運営していく事となります。

なぜ音楽・ダンススタジオなのか

スタジオレンタル事業という業種は、日本という立地でこそ成り立ちます。
音楽やダンスといったカルチャーはほとんどが都内を中心に発信、また携わる人々が集まります。都内、または近郊の密集地であると近隣への配慮から、どうしても大音量で自由に音を出せませんし、ましてや大勢で踊るスペースもありません。

かといって、現在都内で活動をしている著名なアーティストが全て東京出身というわけではありません。郊外では今やネットによりそのようなカルチャーの情報、音楽に関しては楽器・機材といったものも、ネットで手軽に購入することができ、その練習・発表の場として都内近郊でなくとも、その場所の需要に最適化することで充分に見込まれます。

また、音楽・ダンスといったカルチャーは常に我々の身近にあり、形は変化してもその文化自体は、人類がいる限り恒久的に続く事でしょう。

という事は、この日本でそのようなカルチャーの活動の場、そしてそのカルチャーが続くという事は、貸しスタジオの需要は途絶えないという事になり、経営としては安定した業種と言えます。

経営者様としてのメリット

初期投資こそ、他の業種に比べると決して低予算とは言えませんが、貸しスタジオ業の最大の強みはランニングコストがほとんどかからないという点です。もちろん、テナント料であったり初期費用の支払い・光熱費は生じますが、人件費が飲食店や販売店に比べると大幅にカットできます。

貸しスタジオというものは設備環境を時間で提供するだけですので、原価というものが存在しません。また、設備環境を提供中に従業員が常にいる必要もありません。もちろん、予約受付・清掃といった業務はありますが、何人も必要はありませんので効率的に運営が行えます。

ビルオーナー様のメリット

現在、都内の一等地でもない限り容易に貸しテナントが埋まること、安定したテナント収入を得ることは難しくなっています。また借主が決まっても、飲食店など競合が多い業種では1年〜2年持たずに解約され、また借主探しからなかなか決まらず年単位で空いてしまうなんて事も大きな機会損失です。

であれば、その空間を利用して貸しスタジオの設備を整え経営する、または経営委託するという一つの選択も有効であると考えます。